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或る偏屈漢の異見(『義人』共の激高の果てに) 

あの大地震より七ヵ月の月日が経過した、率直に言えば恐慌状態に陥っていた関東在住の人々も、先月頃には神奈川県知事の200万戸のソーラーハウス企画が大幅に後退したことから判断して正気に戻ったのであろうとは思う。随分長い間の恐慌状態に陥っていたのだなとあらためて自覚させられたものではあるが、その原因は率直にいえば自身を直視できないためなのだと考える。

巷ではあの大地震で大津波にのまれ一瞬で命を失った人々、家財道具すべてを一瞬にして失った人々、原子力発電所事故により政府の避難地域を受け、余儀なく着の身着のまま地元から離れざるを得なくなった人々がいる。その人々の大部分は当たり前のことであるが、只今現在でも失ったものを取り戻すことをほとんど出来ないという現実に直面しながら日々を生きている。だが、状況の変化の無い限りニュースにはならないという報道機関の特性のため被災者の人々に対する報道は著減し、実像がわからないという意識が被災地以外の人々から雲散霧消してきている。そしてこれから先は残酷なまでに無関心になることは想像に難くない。

だが一番の問題点は無関心になることではない、それより遥かに問題なのは「被災地に関して完全に無関心と化した己自身」が直視できなくなっているという点なのである。それに対して、条件反射のように私(己)は、被災者も被災地共に無関心などなっていないと反発する人もいるだろう、だがその人々はお盆頃に最後の避難所が閉鎖されたときに大してニュースにもならなかったことを覚えているのであろうか、もしこのニュースがGW頃でも流れていれば人々は、キチガイ染みてまるで吾身に降りかかる災いの如く「何て無慈悲なことをするのか」などど悲憤慷慨したであろう。

では、GW(被災2カ月)とお盆(被災5カ月)で被災地と被災者の状況はそれほど改善したのであろうか、率直にいえば突貫工事の「仮設住宅」という名のプレハブ小屋が被災者世帯の員数分(生活の利便性などは彼岸の彼方)用意されただけであり、瓦礫などはほとんどそのままで、家財道具や生活基盤などは失われたままであり、『復興』など被災時から全くといってもよいほど変わっていない状況というのが、彼等の偽らざる姿というのが己自身の生活感覚に置き換えてじっくり考えれば理解できるのにもかかわらずである。

それでありながら、避難場所が閉鎖されるというならば「受入場所はどうなっているのか」「そこの生活の利便性はどうなのか」「そもそも閉鎖の決定は誰が、一体全体どういう基準に基づいて決定したのか」「その基準は現実から乖離していないのであろうか」「まさか4月頃の『御盆まで仮設住宅設置をやります』と述べた政府発表の面子を優先したのではあるまいな」などと、被災者、被災地に関心をもっていれば出てくるような疑問などもほとんど挙げられず、その他おおぜいのニュースを受取る処理方法、すなわち翌日頃になれば自身の頭のなかから綺麗さっぱり記憶から消えてしまう、そんな類の反応しかしなかったのが偽らざるものであった。

この状態にまで陥っていながら、私(己)は無関心ではないとは到底言えない状態のはずである。それにも関わらず「被災者の痛みは我が痛み」「被災地の人々を思え」などど言って世の人々に義人の面をして説教などすれば、当の被災地の被災者達は、すぐにそうした手合いの無関心を見抜き、自分達を義人の主張の出汁に使おうとしていることを直ちに理解した上で、憎悪を向けてくるであろう。そうした両者ともに不幸になる関係に陥らないためには、己自身が被災地について如何に無関心となっているという事実を率直に認めるしかない。もしこれが出来なければ、「無関心に対抗した被災地の金切声」を聴きつけた、義人達の絶叫によるはなはだ歪んだ復興努力がなされるのが避けられなくなってしまうのであろう。

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